歴史

徳吉醸造株式会社のはじまりは、海運業でした。
材木運びなど、大きな荷を船で運んでいました。
しかし、嵐に遭遇したことをきっかけに、陸での仕事を始めました。
1921年より味噌づくりをはじめ、現在も代々受け継がれてきた変わらぬ製法で味噌やたまり醤油を造り続けています。

時代の流れとともに、みそや醤油づくりはどんどん変化していきました。
麹づくりは、「麹ふた」と呼ばれる代々伝わる道具で行われてきましたが、手入れの労力を省くため、大きな箱を用いた「箱（式）麹法」や、機械による「機械製麹（せいきく）法」が主流となり、汲みかけや熟成で使われる「杉樽」はステンレスやホーローへと変わりました。
しかし、徳吉醸造では、今でも「麹ふた」や「杉樽」を使った、昔ながらの伝統的な作り方でみそや醤油づくりを行っています。